トラバキャンペーン

参加してみました。


何書いたらいいかわからないので、とりあえず私の伊坂作品との出会いを語ろうと思います。
時間のある方はドウゾお付き合いください。


私が最初に読んだのは、「アヒルと鴨のコインロッカー」でした。
ソニプラの月刊のリーフレットのオススメ本で紹介されていたのです。
そのときは伊坂さんのことはよく知らなく、特別な期待をせずにただ読んだので、「あ、これ結構おもしろいかも」という程度の感想しか持ちませんでした。


そのあと図書館に行ったら、伊坂さんの本の中で「陽気なギャングが地球を回す」だけが借りられずに残ってたので、装丁は気に入らなかったものの(すみません)、カウンターに持って行きました。


それを読んでみたらもう、おもしろくておもしろくて。


最後のほうで伏線が鮮やかに回収されていく爽快さもさることながら、登場人物の軽妙な会話や文章自体のおもしろさにやられちゃいました。
それから図書館で伊坂さんの小説をぜんぶ予約し、伊坂さんが仙台在住という身近さもあいまって(私は宮城県在住)、大ファンになったのです。


伊坂さんの小説の魅力は、こういったら失礼かもしれないけど、会話での下らないツッコミとか、物語の流れには直接関係のない寄り道のような文章ですね。「陽気なギャングが地球を回す」での響野が言ったビートルズホワイトアルバムや、「魔王」での「つちのこー」とか(笑)。こんなとこが大好き。


なかでも、去年読んだ「砂漠」大好きです。
東西南北+ウーソー+αの大学生活を眺めて、クスっと笑えたり、ホストが怖くなったり、学祭に顔出してみる気になったり、ためしに左腕を使わないでチャリ運転してみたけど50M走行後にやめたりしました。
それと、ちょっとした焦燥感も覚えました。隣の芝生はよく見えるじゃないけれど、自分のいまの学生生活と比べてなのか、ちょっとした焦燥感。


伊坂さんの本は読んでて元気が出てきます。



自分内伊坂ランキング
1 砂漠
2 陽気なギャングが地球を回す
3 アヒルと鴨のコインロッカー