さまよう刃
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2004/12/01
- メディア: 単行本
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昨日の朝の電車から読み始めて、家に帰ったあとも読んで、今日の午前2時くらいに読み終わった。
あらすじに目を通したとき、これは重いテーマだし、めまいがする程怒りがわきおこるだろうな、って思った。
読む前にちょこちょここの本の感想(ネタバレしてないやつ)を見てたら、読み終わった後も暗い気持ちになったといいか、引きずってる人がいたから
私もそうなるかもな、って。
けど思ったほどそうはならなかった。
読みながらたまたまチャンネルでDAIGOがゲスト出てるさんまのまんま見てたせいかな(笑)気が抜けた。
でもそれでよかったかも。
きっと夢に出てくるくらい引きずってただろうから。
感想はまた今度。
長峰に復讐を遂げて欲しかったです。
そんなことしたら、仇討ちを許容することになって小説的にはNGかもしれないけど、
フィクションの中でくらい復讐ができたところを見てみたかったです。
あと、その後の世論の変化とか警察の対応とかをね。
私は法律に関しては素人です。
それでも、加害者を守ることに重点が置かれていて、被害者が事件の後も一層つらい思いをしてしまうような
少年法には憤りを覚える。
警察も、法律が完全じゃないと言うのなら、その不完全さを補うために努力をしなきゃいけない。
この本の密告者はそれをしてみたんだろうな。