chapter5

サツキとメイが川に水を汲みに行くところからchapter5スタート。


皆で家の掃除や荷物の整理をしてます。
サツキがしている四つんばいの状態から足をバタバタ走らせる雑巾がけ、
私小学生以来してないですねえ。


そんな慌ただしい草壁家にカンタがやってきます。
桶に取っ手がついていて、中身に布がかけてあるものを手にし
カンタが嫌そうに見ているのですがこれなんだろう。
誰もいない台所の勝手口から周りを伺いながら入っていくカンタ。
そこに水道を使いにきたサツキとばったり。
サツキは「あ、さっきの…なあに、ご用?」と声をかけます。
ここ英語版で"Hey, is that for us? Is that for me?
Tell me what your name is."
と矢継ぎ早に質問を投げかけてます(しかも早口で:笑)
カンタは"It's...it's for Grandma."とタジタジ。
届け物をサツキに押し付けるように渡すとすぐさま退散します。
↑このぶっきらぼうな感じ好き(笑)
ぽかんとしているサツキの後方からおばあちゃんが「カンタかあ?」と顔を出します。
するとカンタが戻ってきて、
さつきに「やーい、おまえんち、おっばけやーしきー」とからかいます。
大声で、口に手を添えて、野球の内野の守備のような体勢で(笑)
おばあちゃんに「カンタ!」とどなられ、あわてて逃げていくのですが、
その逃げ方が一度その場で飛び上がってからスタタターと走って
いくのでなんだか面白い。。。
当然ながらサツキは「べーっ」と舌を思いっきり出してますけどね。


作業が一段落し休憩する皆さん。
さっきのカンタのことが話題に上っているのか、お父さんが
「はは、そういうのお父さんにも覚えがあるなあ」と笑ってます。
サツキは「男の子きらーい。でも、おばあちゃんのおはぎはとーっても好き!」と歯を見せます。
英語版では"I hate boys, but I love Nanny's food better than anything in the whole wide world!"です。
世界中の何よりもおばあちゃんのおはぎが好きときましたか。すごい褒めちぎりかただなあ。
でも、こういう欧米人の感受性の豊かさというか
リアクションのでかさってすごいですよね。
確か「ダーリンは外国人」にもそんなことが書いてあったような。


夜になり、サツキ、メイ、お父さんの3人は仲良く一緒にお風呂に入ります。
強風にあおられガタガタと悲鳴を上げるわが新居にメイが
"Daddy, I'm scared the wind's going to make the house fall down.(お父さん、
おうちボロだから潰れちゃうよ)"
と一言。
お父さんは"Maybe it will, but I hope not because we just moved in.(引っ越したばかりで潰れるのは困るな)"と苦笑します。
そこにさらに強い風が吹いてきて、3人は一瞬ビビります。
すると突然お父さんが「わっはっはっはっは」と笑い出します。
「みんなわらってごらん、おっかないのは逃げちゃうから」と。
こんな風に笑えるおとうさんって素敵ですよね。いい意味で子供心を忘れていないというか。
その後くすぐりあったりしながらみんなでわらいあいます。
そんな草壁家からまっくろくろすけたちがいそいそと出て行き、
くすの木に避難(?)。
ここで「風の通り道」の幻想的なメロディが流れるのですが、
英語版では3人の笑う時間が日本語版のそれに比べやたら長いため、
メロディとかぶってしまい幻想的な雰囲気が台無しに(泣)
誰がこの笑い声の延長を決めたんだ…


そして3人が眠りについたところでchapter5終了。


○chapter5で気になった表現
・よーく漕ぎな 水がちべたくなるまで "Just keep at it till the water gets cold."
・「やーい、おまえんち、おっばけやーしきー」 "Hey, haven't you heard? You're living in a haunted house!"*1
・みんな笑ってごらん。 おっかないのは逃げちゃうから "Come on, what are you waiting for? You have to laugh loud to scare the spirit.

*1:ここも♪まっくろくろすけでておいでー!同様日本語と同じメロディ(?)でひやかせます。笑