銃とチョコレート
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/31
- メディア: 単行本
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乙一読むのは3作目。
まえに読んだGOTHやZOOがあまりにも怖くて、読み終わった後に比喩じゃなく視界に暗雲がたちこめる恐怖につきまとわれたから、もう乙一は読まないほうが精神的にいいかな、と思ってたけど
また読んじゃった。怖いけどおもしろいし。やっぱ「おもしろい」には勝てません。
で、これはそんなに怖くなかった。ほっ。
ドゥバイヨルにはびくびくさせられたけど。何か恐ろしいことをやるんじゃないかって思ったから。
絵本のような本でした。
漢字にルビがふってあったし、ひらがなが多かったし。
内容は…こういうのも絵本的なのかな?
でも読んでてわくわくした。
あとあれだなー。クスっとした笑いというか、ちらっとみえるブラックさが楽しすぎた。
「あのまま治療せずに死なせていたほうが社会にとってよかったかもしれないな、とすこしこうかいした。」
「しんぱいしてませんし、かえってこなくていいです。」
「せんもんは油絵です。」
最後の結末はまああんまり…な感じでした。読んでる途中のがずっとわくわくした。